子供の怪我の原因・リスクとは?

子供の多くは怪我をするものです。特にスポーツをやっている人は・・・

最近では「成長痛」だからしょうがない・・・という言われ方をしなくなり、だいぶ骨端線障害や骨軟骨障害についての知識も広まってきていると思います。

しかし、青少年の障害の多く(30~50%)はスポーツの参加よるオーバーユースだと言われています。(ちなみに障害に最も多いのは交通事故)


【青少年の特徴】

思春期であると、骨の成長に対し、対応する神経-筋の十分な適応が伴わないことが多く、そのアンバランスがスポーツ活動中の異常なメカニクスを生じさせる可能性が高いと言われています。骨端線障害などのかつて成長痛と呼ばれていた障害からもわかるように、

「骨の成長>>>筋の成長>>神経の成長」

となります。

神経-筋コントロールとなると、感覚運動系による求心性神経が適切に機能していることに大きく依存するため、成長途中の青少年にはどうしても苦手となってしまいます。

では、障害リスク因子としてはどういったものがあるのでしょうか?


【青少年における神経筋の傷害リスク因子】

スポーツ活動中は、様々な情報を取り入れながら、自分の身体を活動させる必要があります。さらに、コンタクトスポーツであると、予期していない外力に対しても反応しなくてはならなくなるため、さらに上手に身体をコントロールするということはさらに困難となります。たくさんありますが、リスク因子としては、

  • 筋疲労
  • 筋の活性化のタイミングと大きさの変化
  • 足関節周囲筋の反応時間の遅れ
  • 膝周囲筋の前後・左右の活性化のアンバランス
  • 主働筋と拮抗筋の同時活性化の減少
  • 臀筋の活性低下
  • 体幹の安定性と筋の活性化の不足
  • 筋力不足
  • 左右方向における膝のコントロール性不良
  • 下肢の神経筋の左右差によるアンバランス
  • 不十分な筋の硬さ
  • 姿勢安定性の不足
  • 固有感覚の変化
  • フォードフォワードメカニズム

などなど・・・数々の要因があり、それらがさらに関連しあって、訳が分からなくなっています・・・


ちょっと長くなってしまったので、次回にそれぞれについて簡単に説明させていただきます。

コーチの教育、コーチング

「コーチング」というと、スポーツのコーチの技術と思われますが、それだけではありません。

子育てをしている親
職場での後輩の教育
クライアントに対するセラピスト
学習教室の先生

など多岐にわたります。

現在、身体になんだかの問題がある人や、スポーツで頑張っている人達にとって、「いいセラピスト・いいコーチ」を捜し出せたかどうかということは、自分にとって非常に重要です。

今回は、いいコーチ・セラピストを見つけるためにも、コーチの教育についてお話ししていきます。


コーチの学びの機会は

  • フォーマル
  • インフォーマル
  • ノンフォーマル

の3つに分類されます。

フォーマルとは、教育機関や資格を発行する組織によって実施されるプログラムを通しての学び

インフォーマルとは、仕事や家庭生活などの日常生活からの学び

ノンフォーマルとは、講習会や学会発表などのフォーマルとインフォーマルとの間にある学び

と言われています。


特に重要視されているのが、「インフォーマル」からの学びです。
学習をしていく中で、本を読んだり、講義を聞いたりして獲得していく「浅い学習」から自分なりに考えを構築していく「深い学習」。そして、認識の再構築をする「変容的学習」に至るにはどうしてお「インフォーマル」からの学びが必要だからです。

「学び」とは、ただの情報伝達ではなく、「情報を受け取った学習者がそれを覚え、理解し、意味づけ、さらに使いこなせるようになって起きるもの」だからです。


さて、コーチがそういう機会で学習していくことは非常に重要です。
そしてそれは「意図的」に深く考えていく必要があります。
自分のコーチ・セラピストがどのように考えているかを推し量っていくと、その人の器量が見えてくるかと思います。


コーチングの時に、コーチ・セラピスト・先生などが考え、行なっていることは、

1:問いの用意

どのような感覚・イメージを得て欲しいのかを考え、適切な問いを選ぶ

2:問いかけ

当事者意識を薄れさせないように、誘導尋問のような問いは避ける
例 「こうした方がいいんじゃない?」など

3:反応を促す

答えを自分から出すのをじっくり待つ。急かさない

4:反応に対応する

どんな答えでも一度受け入れる

5:発問のプロセスを振り返る

その問い、問いかけ方、反応への対応が適切だったか?もっといい方法がなかったかを振り返る

という流れをふみます。


自分のコーチ・セラピスト・先生と次回会う時、相手の対応をよ〜〜く見てみましょう。

特に、子供の野球のコーチなどは、コーチングを学んでいないことも多く、昔ながらの「根性論」だったり、「自己満足の理論」だったりすることもあるので注意が必要です。

子供達のスポーツ障害、特にover use(使いすぎ)による無駄な怪我をなるべくなくせるように!!