RAO寛骨臼回転骨切り術。骨のズレ

RAOという手術を聞いたことがありますでしょうか?
Rotational acetabular osteotomy と呼ばれる手術で、寛骨臼回転骨切り術というものです。


「寛骨」とは、
骨盤の骨で、それを回転させる・・・

という手術です。 *人工関節ドットコム より


なぜそんなことをするのか?

大雑把にいうと、大腿骨と骨盤の関節(股関節)の適合を変える手術で、
関節面を広くとることで、
・今までの荷重と異なる場所へ荷重させる
・一点にかかる負担を分散させる

という目的があります。

要は、今後股関節の変形が進んでいきそうな方に対して行う手術になります。


そのような人のリハビリをすることが多いのですが、感じることがあります。

「手術直後から頑張りすぎじゃないか…?」

「筋を切り、骨を切るので、まずはそこの修復が優先事項ではないのか?」

手術してがっつりリハビリをしてからくるのですが、
まだ骨きりの骨が動いてしまっている人もいました。
しかし、お尻周りの筋トレをがっつりしてきている・・・
筋トレを自宅でも行えと言われてきている・・・

確かに、股関節周囲・お尻周りの筋肉は股関節の安定性を作る上で非常に重要です。
しかし、「寛骨を切っている」ので、そこがある程度しっかりしないと、筋収縮のやり方によっては、骨をくっつくのと逆、引き離す方へ刺激を与えてしまいます。
クライアントさんでも「お尻の運動すると、ずれる感じがする」と訴えていた人もいました。


手術様式が悪いと言っているわけではありません。

お尻の筋トレが悪いと言っているわけではありません。

現在、手術後何週でこの運動、何ヶ月でこの運動というプロトコル・スケジュールが管理されています。
それが、合わない人もいるということを認識した上で、プロトコルを確認するべきだと思います。

この手術の後の人に特に感じるので、書かせていただきました。