痛み止めの違い(ロキソニンとセレコックス)

非ステロイド系の痛み止め
「NSAIDs」ですが、種類があります。

NSAIDsは「プロスタグランジン」を作らせないようにします。
その作り手である「シクロキナーゼ」を抑制するのですが、
シクロキナーゼの働きとして

1:胃の保護作用

2:炎症・発熱・痛みを引き起こす

の2つあります。

NSAIDsの種類というのは、上記の両方を阻害するのか、選択的に2だけを阻害するのかです。


有名なロキソニンは両方を阻害するため、医師から処方される際は、一緒に胃薬(ムコスタなど)が処方されることが多いと思います。

2だけを選択的に阻害する薬は「セレコックス」です。

医師によって処方の方法は様々ですが、
「ロキソニン」を好む医師、「セレコックス」を好む医師がいます。

セレコックスは、アスピリン喘息の副作用リスクが抑えられています。
そもそもロキソニンより後発で、改良された痛み止め薬なのです。
ではなぜ、ロキソニンがまだ好まれるのでしょうか?

原因は痛み止めの効果のスピードです。
セレコックスは、「ゆっくり長く効く」
ロキソニンは、 「早く、短く効く」
のです。

夜間の痛みなどに対して、セレコックスの方が有用であるのですが、
「痛いときにすぐ効く」という点から、ロキソニンは重宝されています。

 Mod Rheumatol.24(1):144-9,(2014) PMID:24261771

早くすぐ効く!という面ではロキソニンが強いです。

が、
胃に優しい
アスピリン喘息のリスクがない
長く持続的に効く

という点ではセレコックスに軍配が上がります