高地トレーニング

空気の薄い「高地」でのトレーニングはさまざまなスポーツで取り入れられています。
特に持久系スポーツでは必ずと言っていいほど取り入れられており、マラソンで金メダルを取った、「高橋尚子選手」「野口みずき選手」がやってきたことは有名です。


高地トレーニングの目的は、
「低酸素の環境」で「トレーニングによる低酸素刺激を加えること」で
最大酸素摂取量を増加させよう!!というものです。


高地では、酸素分圧が低くなるので、体内への酸素の取り込みが減少します。身体はそれに適応しようと、(少ない酸素の取り込みでも酸素をしっかり各臓器に送り込めるようにと)エリスロポエチンという骨髄における赤血球生産を促進するホルモンを増加させます。それにより、赤血球やヘモグロビン、血液量を増やして、最大酸素摂取量が増加するというわけです。

これ自体、低地に戻ってきたら意味がないなど言われておりますが、さまざまな角度からの研究結果によって、効果があると判断されています。短期間(3泊4日)での効果があったという研究も報告されています。

しかし!

低地に降りてきたときに、ヘモグロビンやヘマトクリット値が高い値を維持している。という決定的なデータはありません。

*探せなかっただけかもしれませんが・・・


身体は、体感したことがある苦しみには耐えられるようになっています。(肉体的にも精神的にも)。また、心理的にも「高地まで行ってトレーニングしてきたんだ!」という効果もあると思います。

そう言った意味で、生理学上は意味がない可能性もあると思いますが、

「酸素摂取・運搬が難しくなるトレーニングをした体験」

「高地でトレーニングをしたという自信」

がパフォーマンスの向上に一役買っているのではないかと思います。


スポーツは自分のパフォーマンスを最大限出すことが最良の結果を出す秘訣です。自分のパフォーマンスを最大限出すためには、自分の現在の調子ややってきたことを信じる必要があると思います。

「高地トレーニング」はそこにかなりの影響を与えているのではないかな〜と思います。

デワデワ

スポーツビジョン

スポーツと視力の関係は、昔から「動体視力」がよく言われています。
特に野球でのイメージが強いですが、野球に限らず、外的環境が常に変化し、それに対応した動きが必要になるスポーツ全体でかなり重要となります。

野球では、相手ピッチャーの動作、ボールの動きに対応するための「目の良さ」が重要となります。「選球眼」という言葉がありますが、きたボールのコース・スピード・球種を素早く判断し、選球することができれば、「有利なカウント」を作ることができ、駆け引きを有利に進めることができます。

一方、サッカーのような運動では、相手の動きに素早く目を動かす「眼球運動」、ルックアップして見方や相手を素早く捉える「視野」、とっさに判断する「瞬間視」などが重要となります。周りの状況を目で捉えて、認識するという能力は、そこからの判断⇨動作のスピードに関与しますので、相手より一瞬でも早く動き出す必要があるサッカーのようなスポーツでは非常に重要となります。


トレーニングとしては、

  • 基礎的トレーニング
  • 個別的トレーニング

があります

「基礎的トレーニング」とは、スポーツの種類に限らず、視覚からの情報を素早く入手するためのトレーニングです。
具体的には、「眼球運動」のトレーニングになります。
イメージとしては一時期流行った「速読」のトレーニングに似ています。
見る場所を決めておいて、素早く「眼球運動だけ」でそれを見ていくという運動です。一人で行う場合は、両手を伸ばし、親指を立てて、それらを交互にしっかり捉えていく運動をすると良いでしょう。ポイントとしては、「見るときにしっかり止まって見る」ということでしょう。「ピタッと」意識することを忘れずに。

「個別的トレーニング」とは、スポーツの種類によって異なります。

野球では、ボールに数字を書いて、それを読み取るなどと昔からやられているような運動が効果的でしょう。
サッカーでは、「周辺視野」や「視覚からの情報を捉えてからの判断の速さ」が重要となるので、

・練習中に相手が手で出したサイン(指の本数)などを答えてからパスを出す
・キックターゲットのようにゴールを分け、トラップした瞬間に光った場所へゴールする
・目を瞑っていて、開いた瞬間にプレーを開始する

などの運動がパフォーマンスに直結すると思います。


野球やサッカーだけでなく、どんなスポーツでも視覚からの情報を入れる速度、そこからの判断速度、視覚からの情報を入れるための眼球運動、視野というのは非常に重要となります。それが直接パフォーマンスに直結するので、練習でも取り入れて見ると良いでしょう

子供のトレーニング

子供に運動を指導、子供のトレーニングを行う上で注意していく点が、
LTAD(long term athletic development)モデルということで提唱されている。

若年アスリートがトレーニングを実施し、競技に参加しながらも傷害を予防する。
運動の楽しさを保ち、オーバートレーニングやバーンアウトを防ぐために役立つ7つのモデルが提唱されている。


ステージ1:アクティブスタート (0〜6歳の男女)

  • 他の子供との運動を含め、1日あたり60分の運動を継続する

適切なムーブメントスキルを教える (走る・飛ぶ・探検する)


ステージ2:ファンダメンタルズ (男子6〜9歳 女子6〜8歳)

  • 身体リテラシーに焦点を当てた構造的でない運動に参加
  • 学校での体育クラスを奨励

ランニング、ジャンプ、キックなどを含む複数のスポーツや、バランスやコーディネーション、スピードに挑戦するような運動に焦点を当てる
*この段階で体操や水泳を組み込むことができる


ステージ3:トレーニングすることを学ぶ(男子9〜12歳 女子8〜11歳)

  • 低〜中程度の構造的運動、技術的能力に焦点を当てる
  • 複数のスポーツ(3つ以上)の実施を継続し、非構造的な運動も行う
  • 適切な自体重トレーニングを行う
  • 練習時間と試合の時間のバランスをとる

ステージ4:トレーニングのためのトレーニング
(男子12〜16歳 女子11〜15歳)

  • 技術スキルに重点を置き、その次にパフォーマンス結果に焦点を当てた中程度の構造的運動
  • 有酸素系トレーニングが少しずつ重要になってくるが、焦点はまだスキルやスピードそして筋力
  • スポーツを2つくらいに絞っても良い

ステージ5:競技のためのトレーニング
(男子16〜23歳 女子15〜21歳)

  • パフォーマンスに焦点を当て、高度に構造化された活動に参加する
  • 1つのスポーツを専門とする
  • 適切な漸進と休息を伴った高いレベルでのトレーニングを年間を通して開始
  • 強みの強化、弱点の克服

ステージ6:勝利のためのトレーニング(男子19歳以上 女子18歳以上)

  • 最高レベルで競技する可能性がある
  • 優秀なコーチと一緒に練習
  • 適切なトレーニング内容、回復、テーパリング、ピーキングを完璧なタイミングで

ステージ7:障害にわたる運動(全ての年齢)

  • 生涯にわたって、身体活動の参加
  • 身近なアクティビティに参加
  • あまり強度の高くないレクリエーション
  • フィットネスやスポーツのボランティアとしてのコーチ

*要するに、競技・趣味としてのスポーツを続けていくためには、それぞれの発達段階、年齢で適切な刺激・無理のない負荷を加えていく必要があるということですね。

特にまだ年齢が小さい頃は、基礎的な動作のクオリティを高めるため、またバーンアウトなどを予防するためにも2種類以上の運動を行う。年齢が高まっていくとともに、競技特性に対するパフォーマンスを向上させ、競技スキルを高めていく。

生涯スポーツと言いますが、スポーツは色々な面での向上・勉強となるので、続けていきましょう