テンセグリティ

テンセグリティ構造とは、建築界から生まれたもので、

  • 共通の柱や壁のような連続的圧縮力に頼らずに、主に構造全体に織り込まれた連続的張力のバランスにより統合性が維持されている状態。 と言われています

ポイントとして

    ・外からの支持がなくても自立保持できている
    ・張力と圧縮力が絶妙なバランスを保っている

・中心がどこにもなく、全ても棒が交わらない構造 です。

 

「支柱」とかではなく、すべての構造全体で支えているという状態です。

で、それは人体の構造も同様です

そのため、
「力は局在するのではなく分散される」

「安定性は低いが、弾性は大きい」

という特徴が見られます。

例えば、ジャンプしようとしてしゃがみこんだとしましょう。
この時、足裏だけに力がグッとかかるのではなく、身体の後面全体に弾性エネルギーが分散され、溜められます。それを一気に放出すると大きなジャンプが可能となります。
この時に、顎を上げた状態でしゃがみこむと、頭からは身体後面が縮む圧縮力となり、全体が伸びる刺激ではなくなります。
顎を引いた状態と顎を上げた状態でジャンプすると、顎を引いた状態からの方が高く飛ぶことができます。

普段の動作では、

  • 地球に引っ張られる力
  • 地面から受ける反力

がかかっています。

これらを全体的に吸収できているか?特定の場所に負担が集中しているか?
ということは傷害を受けるリスクが異なります。


      人体はテンセグリティ構造ですが、「脊柱」という柱が中心に立っています。

 

また、「股関節」を支えにして左右それぞれ利用している人もいます。そのためそれらの構造物に頼りすぎてしまうと、脊柱・股関節の柔軟性を失ってしまいます。

    身体の使い方を
    「構造的に頼るのか?」
    「全身の筋膜を利用するのか?」
    で負担のかかり方は違いますので、柔軟で吸収できる身体を作っていけるようにしましょう。