筋膜の機能

さて、筋膜は可逆性があり、全力で衝撃吸収をしてくれます。
しかし、それには限度もあります。

イメージでわかりやすいのが、スーパーやコンビニの袋です。
引っ張るとビヨーと伸びます。(筋膜だとここまでだと元に戻ります。)
しかし、強く勢いよく引っ張ると切れてしまいます。
さしもの筋膜も切れてしまうと損傷してしまいます。
そうなる前にリリースし、リセットしたいものです。


その筋膜が牽引刺激(引っ張られるような刺激)を感じ、または、圧縮刺激(潰されるような刺激)を感じ、全身に伝わるのはなんと神経系の3倍の早さと言います。
また、「遅い知覚」にも作用し、持続的な刺激に対して、はるかに遅いスピード、数日からなんと数年かけて全身に広がっていくということもあるようです。

膝の怪我をしてから数年経ってから、足首が痛くなる、場合によっては反対側の肩が上がらなくなるなどが生じます。
まぁこのような現象は、筋膜のせいなのか?怪我後に代償的に足首を使いすぎたり、姿勢が悪くなったりするせいでもありますが・・・・。
しかし、肩の痛みに対して膝を治療してよくなるのであれば、膝の影響で肩が上がらなかったと言ってもいいと思います。


このように、全身的に筋膜が影響している、筋膜によりバランスを取っているという構造を「テンセグリティ構造」と言います。
テンセグリティというと、以前書いた「ロルフィング」の人たちがベースにしている考え方です。

実際に、対面して治療していると、全身のネットワークというものを強く感じるようになります。また、それを感じれる人・感じれない人がいますが、感じれる人の方が治療効果も高く、今後の再発のリスクも低くなります。


「自分の身体のこと」を知ることは、

身体の使い方を学ぶことだけでなく、

現在の自分の身体の状況を感じ、組織の損傷を未然に防いだり、

心−身体のバランスをとることも可能にします。

「自分の身体を知るための授業」

が、小中学校から「教科」として教育されていけば、
医療費の削減だけでなく、スポーツ分野での活躍も期待できるようになると思うのですが・・・

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